パテ研ぎ 主任の現場メモ

主任の現場メモ#3 パテを必要以上に盛ってしまう理由

いちころです。

 

パテを乗せる時、必要以上に乗せてしまうことってないですか?

薄くのせたかったのに、気がついたらモリモリに乗せていたりね。

 

分かっているのに、ついついやってしまう。

これってなんでなのか、考えてたんですけど、

長年の習慣やクセ、心理的に「厚く盛った方が良い」と思ってるとか

「薄すぎて失敗するのが嫌」とか、人によって思う事は色々あると思います。

 

でも、1番の理由は

『厚盛り出来るほどパテを混ぜている』

からじゃないですかね?

 

必要以上にパテを作っているから、

乗せる際に色んな考えが浮かんでくる

『使い切らないともったいない』

『もう1発乗せとこか』

『とりあえず盛っとこ。後で研いだらええし』

など。

結果、薄く乗せれば1発だったのが、

乗せすぎて、せっかく決まりかけていた面出しが

最初からやり直しになってしまう。

 

じゃ、どうすればいいのかというと、

『最初から少なく混ぜておく』

ことで解決しますよね。

 

少ししかないから、盛ることが出来ない。

結果、薄付けが強制的に出来るわけです。

 

これはサフェーサーなんかでもそうで、

ちょっと塗るだけなのに、硬化剤とシンナーで割ったらえらい増えてしまって、

使う量の方が少ないやんけ!みたいなことがあると思います。

 

これはおそらくですが、共通の心理として

『足りなかったら困る』ということがあるように思います。

 

例えばベースを塗ってて、色が足りなくなって困ったとか、

クリヤーを塗ってて、あとちょっとのところで足りなくなったとか、そういう経験が誰にでもあると思いますが、

少なからずそんな『困ったことを回避する』っていう考えが影響してるんじゃないですかね。

 

足りなかったら困るから多めに作る。

 

色の場合は、もしものために多く作っておいた方が無難ですが

パテやサフの場合は、少なめに作って、捨てる量を減らすことが出来れば

塵も積もればで、材料費を節約できますよね。

 

結果、売り上げも上がるので、なかなか馬鹿に出来ないことだと思いますね。

 

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