いちころ主任日記

いちころ主任日記#12 外注は難しい その1

いちころです。

 

皆さんの現場では、外注先に仕事を回すことってありますか?

もちろん鈑金塗装で。

 

外注に出すと儲けはもちろん多少減りますが、

その分手間は減るし、現場は手が空きます。

旨味だけ貰う感じですかね。

 

でも現状は中々そうもうまく行かなくて・・・

結局手間が増え、なんなら儲けが飛んでしまうようなことが

起こってしまうんですよね。

 

今回は、ここ最近で起こった外注に出して失敗した例を

ちょっとぼかしながらですが書いていきますね。

皆さんと共有出来たらと思います。

 

 

確か言いましたよね?

1件目は、某外車。

年式の古い車で、ボンネット、ルーフ、リアスポの色がくすんでいました。

黒だったんですが、もう白ボケしてしまっていて、

ボンネットに関しては、アレ、なんでああなるんでしょうね?

尖ったもので引っ掻いたような、線キズがたくさんついている様な状態でした。

 

正直、めんどくせぇ・・・

 

そう思っていると、社長(元専務)が、

『アレ、外注出すから置いてていいですよ』

と。

で、近所の鈑金屋さんが引き取りに来て、結構早めに仕上げてくれたんですが

連絡の行き違いがあったのか、1つミスが有りました。

 

そのクルマはルーフレールがついてたんですが、

お客さんが外してしまっていて、空いた穴を、シールで埋めてたんですよ。

それを塗るときに外してくださいね~って伝えたんですが、

行き違いがあったのか、シールを貼ったまま塗ってきてたんですよね。

 

それもまぁまぁの膜厚がついているため、そこだけどうにかしようにも、無理な状態です。

申し訳ないと思いながらも手直しをお願いしました。

 

 

もしかして怒ってます?

手直しをお願いしてからしばらくして、直って帰ってきました。

今度はシールを剥がして塗ってくれてたんですが、それ以外のところが、

オイオイ待て待て!っていうくらい、エラいことになってて。

 

ちょっとボカしますが、そのまま出すのはとても無理で、

『これアカンやろ。塗り直す?』

という状態でね。

 

ひたすら磨き直して、なんとか行ける状態まで持っていったんですが、

でもまだ問題があって。

それは、調色するとき色を混ぜてたら

ピッて塗料が跳ねたりするじゃないですか。

そのハネが、結構な量でバンパーに付いてて

ダラ~っと垂れててたんですよね。

 

それを元請けから指摘されて、社長が磨きに行って謝り倒して

なんとか納めることが出来ました。

 

洗車もしてくれてたので、そのあたりのチェック不足はもちろんあるんですけどね。

 

 

あとがき

今回は、1件目に外注に出したクルマのことを、

だいぶボカシながら書きました。

 

反省点として、作業内容を口頭で伝えたこと。

指示書をクルマに乗せておいて、作業箇所や注意点を書いておけば、

1回目で終わってた可能性もあったかもですし。

 

あとは最終チェックの甘さ。

やっぱり外注に出したクルマなので、なるべく手はかけずに

仕上がったら、ハイそのまま納車って流れで行きたいという思いから、

隅々までチェックしてなかった、ってのがありますね。

 

綺麗にやってくれてるやろ~って、だいぶ信用して任せただけに、

中々勉強になった1件目の外注先でした。

 

 

 

 

 

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