いちころです。
作業を毎日やっていて、人それぞれ得意なことや
苦手なことってありますよね。
塗るのはめっちゃ得意やけど、調色は苦手とか。
ひずみ抜きが苦手とか、まぁそんな感じで。
やってるつもりでやれてない、または
狙ってやっても出来ないときって、何が理由なんかなって
ずっと考えてたんですけど、その答えの一端がちょっと分かったんで、
今回はこのことを皆さんと共有したいと思います。
自分がやってることの確認
例えばなんですけど、新品パネルの足付けをしたとして、
1発で均一に当てれます?
ドアならドアで、表面だけでいいんですけど。
手研ぎでも、オービタルでもダブルアクションでもいいんですけど、
研ぎ残しって出ると思うんですよね。
ちょうど当たってるところと、浅かったり当たってない所ね。
まずコレが一つ。
次に、パテを研ぐ時なんですけど、
自分の狙ったとおりに研げます?
波打ってるところをまっすぐに、エッジを滑らかに。
僕もよくあるんですけど、狙った所以外を研いでしまってることがあると思います。
塗りでもそう。
均一に色を乗せたいのに、なんかムラがあるとか、
どう塗ってもキワが溜まるとか。
狙ったとおりに出来ない時、
普通はその『理由』を追求しがちじゃないですか。
〇〇をしたから。
〇〇をやらなかったから。
それも正解の一つだとは思うんですけど、
そう考えてしまうと、経験上ですが迷うし、中々改善出来ないんですよね。
でも、見方を変えると、途端に分かりやすくなるんですよ。
それが、『自分がやっていることの確認』なんですよね。
やってるつもりでやれてない
僕の場合なんですけど、パテを研ぐ時、何か思ったとおりに研げなかったんですよ。
パテの歪みは抜けてるけど、キワがチョンバレとか。
研いでる最中にも違和感があって、何か分からんけど真っすぐにならんとかね。
その理由をずっと考えてて、何でなんかな?となった時、パッと思いついたことって
『研ぎ方が悪い』
『道具が悪い』
『鈑金が悪い』
とかこの辺りだったんですよね。
で、ほなどうすんの?となった時、手の打ちようがないんですよ。
研ぎ方が悪い?どう研ぐん?
工夫しろ?どうやって?何を変えるん?
道具が悪い?ほな道具変えたら研げるんか?
鈑金が悪い?ほな直してもらったら決めれるんやな?
こうなってしまうんですよね。
だから見方を変えたんですよ。
それが、自分がやってることの確認です。
ガイドコートを使うと、自分がペーパーを当てた、削ったところが分かる。
ほんなら、当たりが強いところもあれば、弱いところもある。それが見える。
均一に研げない理由を考える。
ペーパーを見る。よく当たるところは減って、目が詰まってる。
あまり当たってないところは減ってない。
道具を見る。当板が硬すぎてアールのところに入らない。
柔らかすぎて、面が出しにくい。
ペーパーが滑る。噛みすぎる。
研いだ結果、鉄板が出てきた。あ、ここは高いわ。
やったことの確認をすると、途端に理由が見えたりするんすよ。
自分がやっても、人がやってるのを見ても。
それは、自分や人のやり方、考えやこだわりの外の話で、
分析とかそういう大層な話でもなくて、
『自分がやったことの確認』
なんすよね。
出来てない場合って、案外このあたりが抜けてることが多くて、
自分は上手いとか自信があるとか間違ってないとか、そう思ってる場合って
自分以外のことのせいにしがちで、そうなると改善に時間がかかったりするんすよね。
思い当たるフシないですか?
あとがき
今回は作業の確認について書きました。
実際の所、この確認が出来てるというか、
やる人とやらない人が、極端に別れているように思いますね。
僕が今まで見てきた人で言えばね。
それはもう、仕事のやり方にも顕著にあらわれてて、
常に人や道具のせいにする人もいれば、考えて上手くやろうと工夫する人もいる。
どっちが良いという話ではないですけど、
姿勢の違いですよね。
僕は工夫する方ですけど、皆さんはどうですか?